大人向けのパチンコのおもちゃ

 

かつては、子供のおもちゃの中でもパチンコは人気商品だった。中でもパチンコを主力としていたのが玩具メーカーのアガツマだ。

 

最後のパチンコ機となった「アンパンマンおしゃべりフィーバーDX」が発売されたのは2011年頃。この年は東日本大震災があった年で、電力不足問題のさなか、東京都の石原都知事からパチンコが激しくバッシングを受けた年でもあった。

 

おしゃべりフィーバーのカスタマーレビューでは、賛否に分かれた。

 

まず、賛成派の意見を2つ。

 

「パチンコが子供に良いか悪いかは別として、大変良く出来た製品だ。ボタンを押す、ハンドルを回す、玉やルーレットを目で追う等の基本動作が身に付く。我が家では、知育玩具として使用している。これで遊ぶようになってから、急に知能が発達してきたような気がする」

 

「私も私の弟も小さい頃これが大好きでずっと遊んでいました。ですが2人とも20歳を超えていますが、パチンコにハマるどころかやった事もありません。このおもちゃをやらせたらパチンコに必ずハマるとゆうのは違うと思います」

 

次は反対派の意見を2つ。

 

「子供にパチンコを覚えさせようとする悪意を感じます。非常に悪質な商品だと思います。

このおもちゃを買うと将来はパチンコで身を滅ぼすでしょう。決して買ってはいけない。

パチンコ屋の駐車場の車の中では毎年子供が蒸し焼き状態で殺されています。死をイメージさせる縁起のわるい商品でもあります」

 

「何故、子供の玩具にほぼ本格的なパチンコがあるのでしょうか? 幼少時からパチンコを与えたら当たる事の喜びを覚えてしまい、将来、パチンコ依存症になる可能性があるのにパチンコは一度はまるとなかなか抜け出せないまるで麻薬みたいな物。それを幼少時から遊ばせるのは間違っている」

 

「昔はよく売れて年末の主力商品の一つでした。子供の遊びもテレビゲームに代わって、今は昔ほど売れません」(アガツマの関係者)

 

売れなくなっているということは、親が買い与えないからだろう。アガツマのホームページからは、すでにパチンコは消えている。

 

以前、名古屋市北区のホールで起こった客同士の殺人事件は、共に顔見知りで2スロの新台の奪い合いが原因で相手を刺した、という。超低レート台の奪い合いが殺人事件に発展したが、2人とも無職だった。またパチンコのイメージが悪くなった。

 

玩具メーカーが子供向けのパチンコ機を作れない、というのならここはパチンコメーカーが、子供向けではなく、大人向けにパチンコのおもちゃを作るという発想はどうだ。

 

パチンコのアプリではなく、実寸大で一般家庭向けである。値段は3万円ぐらいまで。値段を落とすためにも画面の中にCMを流す。機械の中身はメーカーが考えることだが、風営法に囚われることなく自由な発想で。一般家庭向けなので日本だけでなく世界がマーケットになる。

 

遊ぶだけで対価がない。対価が欲しくなったときは実際の店舗へ行って下さい。